令和8年8月10日、参議院議員で全国土地改良事業団体連合会顧問でもある「進藤金日子(しんどうかねひこ)」氏が、土地改良区、市・町、農林水産関係機関が抱えている各種課題・現状把握のために安房管内を訪れ、意見交換や関係施設を視察されました。 (進藤氏の詳細は巻末で説明)
当日は、上野理事長(安房中央土地改良区理事長、安房土地改良協会長)や、千葉県土地改良事業団体連合会役員の方々で安房管内を案内しました。(前回安房中央土地改良区管内、鴨川、和田、丸山方面を視察したので今回は内房方面を案内)
- 鋸南町 道の駅「保田小学校」にて
白石鋸南町長にも出席いただき、鋸南町鋸南土地改良区の役職員、鋸南町職員も交え、観光客で賑わっている保田小学校名物の「学校給食」を食べながら、鋸南町の歴史、地域産業の特徴、鳥獣被害、担い手不足、実施予定のダム取水施設等更新事業計画や改良区が抱えている各種課題、道の駅運営状況等について、和やかな中にも活発な意見が議員と交わされました。
- 南房総市(岩井)道の駅「富楽里とみやま」にて
南房総市岩井土地改良区の役職員、南房総市職員、道の駅運営関係者との意見交換や、富楽里とみやまの施設を見学しました。
改良区からは施設更新対策や後継者問題、有害鳥獣、今後の改良区運営等についての不安、明るい話題としては新規営農組織が立ち上がっていることなどが報告され、道の駅運営管理者からは、地域の現状や今後守っていかなければならない「農地のありかた」等についての貴重な意見を出していただき、議員からも多くの質問やアドバイスがあるなど有意義な時間となりました。
(道の駅「保田小学校」同様、平日とはいえ夏休みや盆休みに入っていることもあり、観光客で大変賑わっていました)
- 南房総市(白浜)「南房総市白浜コミュニティーセンター」にて
白浜町白浜中央土地改良区、白浜町長尾土地改良区の役職員との意見交換をおこないました。
改良区からは、市道下埋設のパイプラインの突発事故(破損)に対する支援(市の支援体制強化も含め)や、地元外農業参入者の賦課金に対する理解低下・適正な用水管理の不履行等の悩み、農地を貸借した際の賦課金納付者の確定(誰が賦課金を払うのか)、土地改良施設更新のための費用捻出、役職員の世代交代の不安等々が出され、議員や上野理事長、関係機関によるアドバイスも含め、多様な意見交換をすることができました。
- 南房総市(白浜)千葉県水産公社 白浜事業所にて
千葉県水産公社 白浜事業所の幹部職員からアワビの育苗生産状況の説明を受け、施設の管理状況や成育状況を見学しました。
進藤議員は漁港漁場漁村整備促進議員連盟の事務局長として、次期長期計画の提言を取りまとめるなど水産関係にも深く関わっており、専門知識もあることから、細かい質問・意見等が交わされていました。
なお、3年前には和田の外房捕鯨も御案内したことがあり、農業・林業だけでなく千葉県水産の歴史・現状・課題等についての見識を更に深めていただきました。
- 安房土地改良協会役員との意見交換
安房管内の29の土地改良区・市町・県で組織する安房土地改良協会(会長:安房中央土地改良区の上野理事長)の役員(各土地改良区の理事長)、千葉県土地改良事業団体連合会役員と進藤氏との意見交換がおこなわれました。
各土地改良区理事長の共通意見としては、改良区の運営上大きな課題となっている「施設更新等に係る費用捻出」「農業後継者問題」「不在地主」「米価不安定」「有害鳥獣」「耕作放棄地の増大」「賦課金に対する組合員の理解」「改良区役員の後継者問題」等が議題に上がり、個別意見としては「地区内排水路(柵渠等)の更新対策(市町管理)」や、「改良区の将来運営の不安」等々、議員からのアドバイスをいただきながら、国への要望等も含め白熱した議論が交わされました。
【進藤金日子氏の紹介】

進藤氏は秋田県の農家に産まれ、大学卒業後は農林水産省に入職し、専門である土地改良分野を中心に、各種農業・農村振興に深く携わってきた方です。
52歳の若さで農水省を退職した後、全国土地改良関係組織内候補として擁立され、2016年の参議院で初当選されて以来、2期10年にわたり全国を駆け回りながら農林水産業の振興に尽力されています。
進藤議員は国政での要職も務めながら、これまで経験してきた行政・農政と、土地改良区運営や農家・地域農業が抱えている課題等の両面を知っている人だからこそできる「実効性のある具体的な政策提言」「それを実行に移す行動力」、そして地域の意見等に対し「真摯に耳を傾けてくれる謙虚な姿勢」など、全国の土地改良関係者にとっては心強い方であり、千葉県在住ということで千葉県土地改良関係者にとっても、より身近な方であります。











